Y.M先輩社員の声
名前
Y.M.
所属
切削グループ
入社
2011年
出身
富山大学 工学部

入社の動機は?

 大学時代は化学を中心に研究していましたが、ものづくりに興味を持っていたので、就活ではメーカーや加工会社の情報を主に集めていました。何かつくりたいものがあったかと問われるとそうでもなく、とにかくものづくりに関わるということが自分の中での譲れない条件だったと記憶しています。また、地元の愛知県へのUターン就職も希望していました。
 「ものづくり」「Uターン」といったキーワードを就活サイトに打ち込むと、たくさんの会社情報がヒット。イハラ鋼業は、自宅から約15分という距離にあったので、すぐに気になりました。実は通勤距離に関しても重視していたんです。やはり通勤は毎日のことになるので、そこに多くの時間を費やしてしまうと、体を休めたり、プライベートを満喫しづらくなります。働くこと以外でも楽しみを持つことで、仕事へのモチベーションも上がりますから。
 こ会社の入社試験がとても印象に残っています。何と紙飛行機をつくって飛ばすという試験があったんです。突飛に感じるかもしれませんが、私はものづくりに関わる会社らしいユニークな試験ということで、楽しませてもらいました。

この仕事の面白さ・やりがいは?

 私の所属先となる切削グループは、その名の通り、“削る”加工を行う部門。まず取引先から製品図面をいただくところから仕事が始まります。次に図面に描かれた製品をつくるために必要な治具や金型の設計と製作、工具の選定をして、機械の段取りを行います。そして切削加工を施し、検査というのが全体の流れです。
 初めてこの部門に配置された時、「どうすればこんな複雑な形状に削り出すことができるのか」と驚きました。それまで別の部門での仕事経験はありますが、切削加工に関する知識は乏しかったので、当然といえば当然。ですから最初は簡単な形状を削り出すところから仕事を任せてもらい、徐々に複雑な形状の製品を担当するようになりました。加工のほとんどは機械で行いますが、材料を機械に固定する時などは、材料によって締め具合を調整。また、仕上げについてはヤスリを使って手作業で削ります。基本は機械を動かすことが多い仕事ですが、感覚を肌で覚えるシチュエーションが多く、職人的な世界と言えるのではないでしょうか。
 切削グループでの仕事も慣れてきた頃、治具の設計も任され、CADに初めてふれさせてもらえました。以前から興味があったので、設計にはすぐにのめり込むことができましたね。実際に設計した治具がカタチになって、自分が切削加工をする際に使っています。

これからの目標・チャレンジしたいことは?

 期間の長短や習熟度に差はありますが、切削加工以外にも、組み付け、溶接、板金、プレスなど、さまざまな業務に関わることができました。一連の経験からそれぞれの仕事の難しさや工程間の課題などが見え、改善を施していきたいという目標の創出にもつながっています。
 最近は、既存製品に対して、加工時間の削減とトータルコストの低減をめざし、部門のリーダーとともに段取りから完成まで全体の流れの見直しと改善に取り組んでいます。最初はつくることに精一杯でしたが、削減や低減といったことに目を向けられるようになり、大きく成長したように思います。もちろん、改善だけを業務にしているわけではありません。不良を出さないよう普段の仕事もきっちり行いながら、どうやったら改善を実現できるかを考えなければなりませんから、苦労もあります。ですが、越えるべきハードルが高いとその分達成感も大きいはずだと、前向きにとらえています。
 この記事を読んでいる皆さん、ものづくりが好きという気持ちをお持ちなら、ぜひイハラ鋼業に注目してほしいです。専業メーカーとは違ってより多くの経験が積めますし、多品種小ロットのこだわり品をつくる楽しさも味わえます。

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