福祉大学では、やはり福祉関係の仕事をめざす学生が多い傾向ですが、私はせっかくの機会だから幅広く会社探しをしてみることにしました。選考試験を受けてみようと思える基準は、シンプルに「おもしろそう」と感じられるかどうか。イハラ鋼業は、ひとつの加工に特化しない事業を行っているので、いろいろ体験できそうな点が気になり、さらに20・30代の若い社員が多く活躍している点もにも好感が持てました。いざ入社してみると、想像以上に若い人が多かったです。だからすんなりなじめましたし、仕事外でも気軽に付き合うことができました。
正直製造業と聞くと、理系分野が有利なイメージが強かったのですが、文系出身の私でもよいスタートを切ることができたと思っています。社長も「出身学部は問わない」とおしゃってくれたので、その一言も「イハラ鋼業に行きたい」と思わせる決め手のひとつになりました。
T.H.
- 名前
- H.T.
- 所属
- プレス/板ばねグループ
- 入社
- 2011年
- 出身
- 日本福祉大学 経済学部 経済学科
入社の動機は?
この仕事の面白さ・やりがいは?
入社後、プレス/板ばねグループに配属された私は、実際に板ばね製品の製造担当になりました。板ばねは、金属の板材を切って、曲げて、プレスしてといった具合にいくつもの工程を経てつくられます。それぞれ機械を使うことになりますが、意外にその扱い方については難解ではありません。むしろひとつの作業に取りかかるまでの段取りで覚えることが多かった印象です。当然知識が乏しいわけですから、段取りを進めるのもとにかく慎重。先輩に比べてスピードが劣るのは仕方がないと思いましたが、「早く追いつきたい」という前向きな気持ちも持つことも忘れていませんでした。
当社では、小ロット生産ができるので、極端な例を言えば、数個だけ生産するといった案件にも対応します。かと思えば、数百個をつくる場合もあります。それぞれまったく異なるものをつくりますから、「この製品はここに気をつけて加工する」「あの製品はあそこに気をつけて加工する」というように、その都度知恵を絞りながら取り組みます。だから、常に新鮮な気持ちで仕事が楽しめるんです。
当社では、小ロット生産ができるので、極端な例を言えば、数個だけ生産するといった案件にも対応します。かと思えば、数百個をつくる場合もあります。それぞれまったく異なるものをつくりますから、「この製品はここに気をつけて加工する」「あの製品はあそこに気をつけて加工する」というように、その都度知恵を絞りながら取り組みます。だから、常に新鮮な気持ちで仕事が楽しめるんです。
これからの目標・チャレンジしたいことは?
プレス/板ばねグループに6年在籍し、その後は線ばねグループに異動しました。線ばねは、創業からある部門で、いわゆるばね製品をつくっています。線ばねは、線材をコイリングマシンにセットして、ばねの形状に巻くことができる機械です。前のグループで培った経験があるので、機械の使い方には慣れていましたが、うまく線ばねをつくれないこともたびたびありました。「なぜ良品がつくれないのか?」。その原因を探って次に生かすようにしないと、線ばねオペレーターとしてのレベルは上がりせん。技術者たるもの、やはり研鑽は怠ってはならず、私はイチから学び直す覚悟で気を引き締め直し、線ばね製造に取り組んでいました。
線ばねグループに3年勤めた後は、再びプレス/板ばねグループに戻ってきまして、現在に至ります。この仕事を始めて10年選手になりましたから、仕事もスムーズに進められますし、何かあった時も自分で対処できるようになりました。また、後輩もたくさんいまして、彼らのヘルプに入るケースも多く珍しくありません。頼る側から頼られる側になってきた実感が芽生えていますので、これからも後輩世代の手本となるような仕事を心がけたいです。
線ばねグループに3年勤めた後は、再びプレス/板ばねグループに戻ってきまして、現在に至ります。この仕事を始めて10年選手になりましたから、仕事もスムーズに進められますし、何かあった時も自分で対処できるようになりました。また、後輩もたくさんいまして、彼らのヘルプに入るケースも多く珍しくありません。頼る側から頼られる側になってきた実感が芽生えていますので、これからも後輩世代の手本となるような仕事を心がけたいです。